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桐朋学園大学音楽科にて原田幸一郎氏に師事した後、トロント(カナダ)のグレン・グールド音楽院にてローランド・フェニウ゛ェシュ氏のもと、演奏学科の学士資格とディプロマを取得。カナダ在学中から古楽に興味を持ち、バロック・ヴァイオリンの個人レッスンを受け始める。後にベルリン芸術大学古楽科でイルムガルド・フンゲボルト氏に師事、最高得点でバロック・ヴァイオリンのディプロマを取得し、2007年には同大学で国家演奏員資格を最高得点で取得した。
ドイツへ留学して2年目に、マグデブルクで開催された第三回国際テレマンコンクールに優勝、特別賞としてオリジナルの装飾にも賞を獲得。同年には、ブルージュ国際古楽コンクールにて、優勝と同時に聴衆賞を受賞している。また、アカデミア・モンティス・レガリスのバロック・オーケストラアカデミーにコンサートマスターと第二ヴァイオリン首席として招かれ、エンリコ・オノフリとウ゛ィヴルディの二台ヴァイオリンのためのコンチェルトを共演した。
在学中から演奏活動を開始し、マルセル・ポンセー、モーリス・シュテーガー、サイモン・スタンデイジ、アレッサンドロ・ベルナルディーニ、ロレンツォ・ギエルミ、モニカ・ハゲット、レイチェル・ポッジャー、アンドレア・マルコンらと共演の機会を得た。またイル・ガルデリーノ、コレギウム・ムジクム90、レ・ナシオン・ジャパン、アンサンブル・サン・スーシーなどのアンサンブルに参加しつつ、ソロ、アンサンブル、オーケストラメンバーとして世界各地で研鑽を積み、スイスをベースとするムジカ・フィオリータに在籍中にはヨーロッパ、南米、インドなどでもソリストとして活躍した。
現在は英国バーミンガムを拠点に、ファインシュタイン・アンサンブルのソロメンバーとして頻繁にセント・マーティン・イン・ザ・フィールド教会での演奏会に出演している他、セント・ジェームズ・バロックのコンサートマスターとして活動している。その他にも、イングリッシュ・コンサート、ガブリエリ・コンソート、ラ・ヌオヴァ・ムジカ、オーケストラ・オブ・ザ・エイジ・オブ・エンライトゥンメント、アカデミー・オブ・エインシャント・ミュージック、アーリーオペラカンパニーなどを含む各種古楽アンサンブルにも頻繁に招聘されている。
演奏活動の他に、セント・ポール音楽院(アメリカ)、デブレツェン音楽院(ハンガリー)、台北芸術大学と台南芸術大学などへ講師として招かれたほか、現在はバーミンガム大学音楽科並びにバーミンガム王立音楽院で非常勤講師として教鞭をとっている。また、クラシック音楽を地域の市民に楽しんでもらうために、サウンドブリッジ・コンサートシリーズを運営している。